
うちのキッチンは、西向きです。ダイニングもそのまま西側に続いているんですが、実は家を建てるとき、西日はできるだけ入れたくないと思って設計段階でかなり調整しました。1階の西側は採光用の小窓をひとつつけただけで、大きな窓は入れていません。
それでも16時ごろになると、その小窓から差し込む光だけでシンクの周りがオレンジ色に染まって見えるくらいには、西日の力は強いです。2階はあまり長くいる場所ではないので、西日はそこまで気になりません。
西は「金の気」の方角です
風水では西は「金の気」を持つ方角とされていて、金運に関わる方角の代表格です。西日が強く入る家は「金運を上げやすい」とされる一方で、光や熱が強すぎると食べ物が傷みやすいという実用面の注意点とセットで語られることも多く、最初は「じゃあ結局どうすればいいの」と半分困惑しました。正直、ずっこけそうになりました。
良いことばかり書かれていないところに、かえって説得力を感じたのも本音です。
金色の絵を、西に一枚だけ
西と金色は、風水では王道の組み合わせです。黄色・金・白は西の金運を高める色として定番中の定番で、キッチン全体を変えなくても、差し色を1つ足すだけで取り入れやすいとされています。
うちは小物をあれこれ増やすより、ダイニングの壁に金色の絵を1枚だけ飾ることにしました。壁一面を黄色や金色にするような派手なことはしていません。正直そこまでの勇気はなくて、絵1枚で静かに効かせるくらいが我が家にはちょうどいい塩梅です。
西日対策は、風水というよりほぼ生活の知恵として必要に迫られてやっています。もともと窓自体を小さく絞ってあるので、あとはレースのカーテンを1枚多く重ねて、西日が一番強くなる16時ごろだけ遮光カーテンも閉めるようにしているくらいです。おかげで冷蔵庫に入れる前の食材が傷むこともほぼなくなりましたし、電気代がかさむと言われる西日の暑さも、閉めるだけでだいぶ違います。

排水口は「お金の出口」
さて、排水口は「お金の出口」に例えられることが多い場所です。お金が入ってくる場所であると同時に、汚れがたまるとそのまま流れ出ていってしまう、という言われ方をしていて、初めて聞いたときは少し怖くなりました(笑)。それ以来、シンクの排水口ネットは毎日交換して、週末にはぬめり取りまでしています。
キッチンを汚さない、というのも地味に難しい習慣です。4人分の食事を作っていると、洗い物は際限なく出るし、油はねもすぐに固まります。
うちは「寝る前にシンクを空にする」だけをルールにしていて、洗い物が残っていても、最低限シンクの中だけは空っぽにしてから寝るようにしています。翌朝キッチンに立ったときの気持ちが、これだけで全然違います。

ダイニングもキッチンと同じ西側にあるので、家族が食事をとる場所全体が金の気の影響を受けやすいエリアということになります。テーブルクロスやランチョンマットも、気づけば黄色やベージュ系のものが増えていて、意識していたわけではないのに自然とそちらに寄っていたのは、我ながら面白い発見でした。
キッチンは、火の気と水の気が同居する場所です
コンロの火の気と、シンクの水の気。キッチンにはこの2つが隣り合わせで存在していて、五行でいうと本来ぶつかり合う相性です。うちが観葉植物を置いているのは、この2つの気を仲立ちする「木の気」を間に挟むため。水は木を育て、木は火を育てる、という流れの中に観葉植物を置くことで、キッチン全体の気を整えるという考え方です。
窓辺の日当たりのいい場所に、丸葉の観葉植物を1鉢置いています。西日にさらされて葉焼けしないよう、真夏だけレースカーテン越しの場所に一時避難させるのが毎年の小さな手間です。この鉢だけは4年間、一度も枯らさずに育てられているので、地味に自信になっています。
我が家は夫の収入だけで暮らしていて、決して余裕があるわけではありません。それでも今のところお金に困って困り果てた、ということはなく暮らせています。金色の絵や観葉植物のおかげとまでは言い切れませんし、そこは家計のやりくりの方が大きいとは思いますが、日々の暮らし方を整えることが、めぐりめぐって家計にもつながっている気はしています。
西のキッチン、うちはこんな感じでゆるく風水を取り入れています。みなさんのキッチンは、どちらを向いていますか。朝の掃除の順番を決めたら家事がラクになった話は、こちらに書きました。