
うちには今、大学生の息子が2人います。
長男は高速バスで片道1時間ほどの私立大学へ、次男はJRで通える距離の理系の私立大学へ。二人そろって自宅から通っています。振込明細に「授業料」「施設費」と並んでいるのを見るたびに、正直、毎回ちょっと二度見してしまいます。
大学無償化、うちも申請しています
学費がまるごと免除になるわけではありません。それでもうちは高等教育の修学支援新制度、いわゆる「大学無償化」を利用しています。次男の分で、授業料は年70万円くらい減免。それとは別に給付金が月38,000円くらい、本人の口座に振り込まれています。ここは正直、助かっています。
数字だけ聞くと、かなり助かっているように見えると思います。実際そうなんです。
施設費や実験実習費みたいな項目は減免の対象に入らないことが多いんです。私立理系はそこが特に高いので、結局それなりの金額を毎回振り込むことになります。細かい所得区分や申請の仕組みは、うちもすべて把握しきれていません(汗)。毎年、学校からの案内どおりに書類を出しているだけで、それで合っているのか、実はいまも半分自信がないままです。
公式の数字も並べてみました
うちの体感だけだと心もとないので、文部科学省とJASSO(日本学生支援機構)が公表している数字も表にしてみました。うちが実際にどの区分で認定されているのかまでは、まだ確認しきれていません。それでも数字を並べたほうが、イメージしやすい気がしています。
授業料等減免(私立大学・年額上限の目安)
| 区分 | 年額上限 |
|---|---|
| 第Ⅰ区分 | 約70万円 |
| 第Ⅱ区分 | 約46.7万円(第Ⅰ区分の2/3程度) |
| 第Ⅲ区分 | 約23.3万円(第Ⅰ区分の1/3程度) |
出典:文部科学省「高等教育の修学支援新制度」関連資料(2024年度公表分)
区分が変わるだけで、上限額がこんなに違うんですね。うちの「年70万円くらい減免」という数字は、ちょうど第Ⅰ区分の上限とほぼ重なっていました。
給付型奨学金のほうも、区分ごとに月額が決まっています。
給付奨学金(私立大学・自宅通学の月額の目安)
| 区分 | 月額 |
|---|---|
| 第Ⅰ区分 | 38,300円 |
| 第Ⅱ区分 | 25,600円 |
| 第Ⅲ区分 | 12,800円 |
| 第Ⅳ区分(多子世帯特例) | 9,600円 |
出典:JASSO(日本学生支援機構)「給付奨学金の支給額」ページ(2026年7月確認)
次男の口座に振り込まれている「月38,000円くらい」も、これで見るとほぼ第Ⅰ区分の金額でした。数字の根拠がわかると、振込明細を見る目も少し変わってくるものですね。
自宅通学でも、定期代はかかる
「自宅から通えるならお金かからないよね」と言われることがあるんですが、それは違うよな、といつも思います。うちだけでしょうか。
長男の高速バスの定期は1か月2万円くらい。次男のJRの定期は1か月8,000円くらいです。下宿させるよりは確かに安いはずです。それでも2人分の定期代だけで月3万円近く。家を出ていないから安上がり、というほど単純な話ではないな、というのがな実感です。
うちみたいな多子世帯も、対象になることがあるらしい
うちは子どもが4人います。調べていて知ったのですが、2025年度から、扶養している子どもが3人以上いる世帯は、所得に関係なく大学の授業料等が一定額まで減免される仕組みが始まったそうです。
うちがどちらの枠で認定されているのかまでは確認できていないのですが、子どもが多い家でも案外対象になる可能性がある、というのは知っておいてよかったなと思いました。
ただ、うちにも落とし穴がありそうです。
上の子が就職するなどして扶養から外れると「3人扶養」の条件から外れてしまうこともあるらしく、きょうだいの数がそのままずっと続く保証ではないんですよね。
この「3人」の数え方の落とし穴については、もう少し詳しく調べて別の記事に書きました。あわせて読んでもらえたらと思います。
→ 多子世帯の大学無償化、「子ども3人」のカウントが崩れる瞬間
制度は変わるので、必ず公式で確認してください
ここに書いた金額や制度の内容は、うちが実際に申請してみた範囲での話です。所得区分や上限額、対象になる子どもの数え方は年度ごとに見直されるので、実際に検討するときは文部科学省や日本学生支援機構(JASSO)の公式サイトで、必ず最新の情報を確認してもらえたらと思います。
大学生が2人いる家、うちだけではないですよね。参考になる部分だけでも、使ってもらえたらうれしいです。