
学校からもらったプリントの束に、A4が1枚だけ紛れていました。「奨学のための給付金」というタイトルの案内です。
去年まで同じようなプリントを何度か見た記憶はあるのに、毎回「あとで見る」フォルダに入れたきり、期限を過ぎていた気がします。今年はさすがに、その場で予定に書き込みました。
以前、うちに実際いくら振り込まれたかは別の記事に書きました。今回は金額の話ではなく、申請してから振り込まれるまでに、うちが実際にやったことを順番に書いていきます。
まず、案内が来るのは夏です
うちの場合、学校からこのプリントをもらったのは夏でした。多くの都道府県で、案内や申請書の配布は6〜7月頃に始まるようです。
ここでまず1つ目の疑問が解決します。「いつ申請すればいいの?」——夏に来る案内を見逃さなければ間に合う、というのが答えです。逆に言うと、夏のプリントの束をまとめて処分してしまうと、この1枚も一緒に消えます(汗)。うちは去年、危うくそうなりかけました。
非課税証明書を取りに、市役所まで行きました
申請書と一緒に必要だったのが、住民税の非課税証明書です。「非課税証明書ってどこで取るの?」というのも、よく聞かれる疑問だと思います。
うちが行ったのは、住んでいる市の市役所の窓口でした。1月1日時点で住んでいた市区町村で発行してもらうものなので、引っ越したばかりだと去年の住所地に取りに行く必要がある、というのはこのとき初めて知りました。手数料は数百円で、本人確認書類を持っていけばその場で発行してもらえました。マイナンバーカードがあれば、コンビニでも取れる自治体が多いそうです。うちは結局、市役所の窓口に直接行きましたが。
窓口に並んでいる間、「これ、毎年やるのか」と少し気が重くなったのも正直な気持ちです。
書類をそろえて、学校に提出しました
非課税証明書のほかに、受給申請書や口座振替の書類も必要でした。うちは学校を経由して提出する方式だったので、記入した書類一式を子どもに持たせて提出しています。
都道府県によっては、県外の高校に通っている場合など、学校ではなく都道府県の窓口に直接送るケースもあるようです。うちは県内の学校に通っているので学校経由でしたが、「うちはどっちだろう」と思ったら、まずは学校か都道府県の窓口に確認するのが一番早いと思います。
提出の締め切りは、学校が独自に早めに設定していることもあるそうです。案内プリントに書いてある期限を、そのまま信じて後回しにしないほうがいいと、今回調べていて思いました。
12月に振り込まれました
提出してから数か月、秋の間は特に音沙汰がありませんでした。審査や給付の決定にはある程度時間がかかるようで、うちの場合は12月に振り込まれています。
「申請 → 夏〜秋に提出 → 秋に審査 → 冬に振込」という大まかな流れは、多くの都道府県で共通しているようです。ざっくりまとめると、こんな感じの時期感です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 夏(6〜7月頃) | 学校から案内・申請書が配布される |
| 夏〜秋 | 非課税証明書などを役所で取得し、書類をそろえて学校(または都道府県)に提出 |
| 秋 | 都道府県が審査・給付を決定 |
| 11月下旬〜12月頃 | 指定した口座に振込 |
うちの実例は、あくまで山口県・私立高校・学校経由の1パターンです。時期も金額も都道府県ごとに違うので、目安として見てもらえたらと思います。
気になっていた疑問を、ここでまとめて
申請しながら自分で調べて、初めて分かったことがいくつかあります。
毎年申請が必要? はい。うちも「去年もらえたから今年も自動で」と思いこんでいたら、今年もまた同じ書類一式を用意する必要がありました。前年の所得で判定し直すため、状況が変わっていなくても毎年度の申請がいる制度みたいです。
何に使ってもいいの? 制服代、教科書代、教材費、修学旅行費など、授業料以外の教育費にあてるためのお金です。使い道をいちいち報告する義務はないようですが、そもそも授業料そのものの補助ではない、というのがポイントです。
「就学支援金」と何が違うの? 名前が似ていてうちも最初混同していたんですが、別の制度です。「高等学校等就学支援金」は授業料そのものを支援するお金で、学校に直接支払われる仕組み(保護者の口座には振り込まれません)。今回書いている「奨学のための給付金」は、授業料以外の教育費にあてるお金で、こちらは保護者の口座に振り込まれます。両方を同時に利用している家庭も多いようです。
申請を忘れたら? 案内の配布時期や締め切りは学校・都道府県によって違いますが、「申請しなければ支給されない」という点はどこも共通しています。案内を見逃したまま期限が過ぎると、その年度分はもらえない可能性が高いようです。うちが「今年はプリントをその場で予定に書き込んだ」のは、こういう仕組みだと分かったからです。
2026年度から、対象になる世帯が広がったらしいです
これも調べていて知ったのですが、2026年度から、これまで対象外だった住民税「課税」世帯の一部にも、この給付金の対象が広がったようです。今までは住民税が非課税の世帯や生活保護世帯が中心でしたが、一定の年収の範囲までは課税世帯でも受け取れるようになった、という話をいくつかの記事で見かけました。
具体的な年収のラインや金額まではここには書きません。情報源によって数字の書き方に少しずつ差があったのと、こういう制度の細かい数字は、書いたそばから変わっていくものだからです。「うちは非課税世帯じゃないから関係ない」と思い込まず、一度お住まいの都道府県の案内を確認してみる価値はありそうです。
あなたの県はどうですか
うちが書いたのは山口県・私立高校・学校経由申請の1つの実例です。都道府県ごとに制度の名前も、金額も、受付期間も違います。
以前、47都道府県分の公式ページをまとめました。あわせて見てもらえたらと思います。
→ 私立高校の授業料補助、あなたの県の公式ページまとめ【47都道府県】
うちに実際いくら振り込まれたか、公式の金額と見比べた話は、こちらの記事に書いています。
来年もまた、同じことをやると思います
書きながら、「これ、去年も同じことを調べた気がする」と思いました。毎年申請するたびに、非課税証明書はどこだっけ、締め切りはいつだっけ、と一からやり直している気がします。
制度も金額も、この記事に書いた内容から変わっていくはずです。実際に申請するときは、必ず在学している学校か、お住まいの都道府県の窓口で最新の情報を確認してもらえたらと思います。うちも来年、また案内のプリントを見つけるところから始めます。