
玄関の香りについては、以前の記事にタイマー30分の話を書きました。
リビングについても聞かれることが増えたので、今日はそちらを整理します。ただ、玄関と違ってリビングは事情がひとつ複雑です。うちだけの空間じゃなく、家族みんなが長い時間を過ごす場所だからです。
リビングは、家庭運が集まる場所とされています
風水では、リビングは家族が集まり、団らんする場所として扱われます。玄関が気の入り口だとすれば、リビングはその気が家の中でいちばん長くとどまる場所。だからこそ家庭運や人間関係の気に強く関わる、という位置づけが多くのサイトで共通していました。
観葉植物についても、リビングには丸葉のもの(モンステラなど)が向くとされています。丸みのある葉が、団らんのやわらかい空気に合うという理屈です。香りについても、この「やわらかさ」を軸に考えるのが基本になります。
玄関のようにぱっと香らせて終わりにする場所ではなく、寝室のように静けさだけを求める場所でもない。リビングは、その中間にあるような場所だと思っています。
いちばんの難しさは、好みが分かれることです
ここが玄関やトイレと決定的に違うところです。玄関やトイレは、基本的にひとりで選べます。でもリビングは、家族全員が同じ空気を吸う場所です。
正直に書きますが、香りの好みは家族の中でもばらばらです。甘いフローラル系が好きな人もいれば、すっきりした柑橘系が落ち着くという人もいる。子どもによっては、香りそのものが強いと嫌がることもあります。
風水の教えとしては、リビングには「金運や仕事運に結びつく柑橘系」「家庭運や団らんに合うやわらかい香り」など、いくつかの系統が挙げられます。ただ、五行と香りの対応は説によってかなり違うことは、以前の記事にも書いたとおりです。断定はしません。
家族が集まる場所だからこそ、運気の理屈よりも先に、家族の誰かが嫌がらない香りを選ぶことのほうが優先度が高いと思っています。ここは風水の話というより、共同生活の知恵に近いです。
香らせ方は、玄関よりもさらに控えめにします
風水でも、良い香りは空間の気を整えるとされる一方で、汚れやにおいが溜まっていると陰の気がこもりやすい、という考え方があります。リビングは滞在時間が長い分、香りが強すぎるとかえって居心地が悪くなりやすい場所です。
玄関でやっているタイマー30分の運用は、リビングにも応用できると思っています。ただ、リビングは玄関よりも人がいる時間が長いので、香りの強さそのものはもっと控えめにするのがちょうどいいはずです。
つけっぱなしにしない、香りに慣れて感じなくなったら一度リセットする。この基本は、玄関でもリビングでも変わりません。
来客のときは、香りの主張を弱めます
来客があるときは、また少し考え方が変わります。
普段家族だけで過ごすときは好みで選べても、来客のときは知らない香りに包まれること自体が、居心地の悪さにつながることがあります。強い香りより、誰にとっても不快になりにくい、控えめな香りを選ぶのが無難です。
風水でも、来客をもてなす場所は清潔さと明るさがまず優先される、という教えが繰り返し出てきます。香りはあくまで仕上げで、掃除や片づけが先。これは玄関の記事でも書いたとおりで、リビングでも同じ順番が当てはまります。
来客の前に香りを強めに焚くより、換気をしてから、ふわっと香る程度に整えておくくらいがちょうどいいという感覚を持っています。
うちのリビングでの実践は、これからです
寝室と同じく、正直に書いておきます。うちで日々実践できていると言えるのは、いまのところ玄関だけです。リビングについては、ここに書いた風水の考え方と、家族の好みが分かれるという現実を踏まえながら、これから整えていく段階です。
家族の人数が多いと、香りひとつでも全員の好みを合わせるのは簡単ではありません。だからこそ、まずは誰かが不快に感じない香りから、控えめに試していくのがいいだろうと考えています。
香りより先に、リビングにはものが増えすぎていないか、換気ができているかを見直すほうが優先です。これは玄関やトイレの記事でも繰り返し書いてきたことですが、リビングでもやっぱり同じです。
精油とアロマオイルの違いや、ディフューザーの方式についての基礎知識は、こちらにまとめています。
寝室の香りについては、こちらに書きました。
なお、ここに書いた説は2026年8月に確認したものです。風水は流派によって言うことが変わりますし、家族の好みはそれ以上にばらばらです。リビングは共有の場所だからこそ、誰かひとりの好みを押しつけないことを、いちばん大事にしてほしいと思っています。
みなさんのお家では、リビングの香り、どうやって折り合いをつけていますか。
トイレの香りについては、こちらに書いています。