
去年の6月に届いた封筒には「交付決定通知書」と書いてありました。
今年の6月に届いた封筒には「不交付決定通知書」と書いてありました。
同じ家です。同じ制度に、同じように申し込みました。
実際の通知を並べます
こういうことです。

左が去年、右が今年です。名前や住所は黒く塗っていますが、それ以外はそのままです。
去年の通知には、こう書かれていました。
- 認定区分:準要保護
- 認定理由:所得または収入が認定基準額未満
今年の通知には、こうです。
- 否認定理由:所得限度額超過
「未満」が「超過」になりました。たった1年で。
理由は、2つ重なっていました
正直に言うと、通知を見ただけでは「なんで?」と思いました。うちの収入、そんなに増えてないんですけど、という気持ちでした。
でも調べていくと、2つのことが同時に起きていたとわかりました。
① 長男が扶養から外れて、人数が減った
就学援助の基準の金額は、世帯の人数で決まります。人数が多いほど、基準の金額も上がります。
長男が扶養から外れました。それで世帯の人数が1人減って、基準の金額そのものが下がったんです。
去年までは「うちは6人ぶんの基準」で見てもらえていたのが、今年は5人ぶんになる。同じ収入でも、落ちやすくなります。
② 判定に使う所得の年度が切り替わった
もうひとつ、これが分かりにくいところでした。
中1の子の去年の審査は、一昨年の所得で見られていました。今年4月からの審査は、去年の所得です。
判定に使う所得が、1年ぶん新しくなった。
その1年のあいだに収入が増えていれば、当然、超過しやすくなります。
基準が下がって、収入が上がった
並べるとこうです。
- 基準の金額 → 人数が減って下がった
- 判定に使う所得 → 年度が新しくなって上がった
両側から挟まれて、超えました。片方だけならセーフだったかもしれません。
正直、これは自分ではまったく予測していませんでした。「長男が就職したら、うちの家計は楽になる」としか思っていなかったので。
でも実際は、上の子が独立すると、下の子の支援が減ることがあるんですね。
通知には、理由が数字で書いてあります
もうひとつ、知っておいてよかったことがあります。
不交付の通知には、こんな項目がありました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 否認定理由 | 所得限度額超過 |
| 収入額 | (うちの世帯の収入) |
| 需要額 | (基準となる金額) |
| 超過額 | (いくらオーバーしたか) |
金額は伏せていますが、いくら足りなかったのかが1円単位で書いてありました。
さらに備考欄に、こう書いてあります。
需要額は生活保護法による保護基準額を用いて算出し認定率(1.3)を乗算したもの
うちの市は、生活保護の基準額の1.3倍を認定のラインにしている、ということです。
以前、就学援助の基準について調べたとき、全国でいちばん多いのが「1.2倍を超え1.3倍以下」だと書きました。うちの市も、まさにその区分でした。
落ちた通知は、捨てないでください
ここが今日いちばん伝えたいところです。
非該当の通知が届くと、正直、見たくなくなります。うちも過去に一度落ちたときは、封筒を開けて「まあ、そうだよね」で終わりにしました。
でも今回、通知をちゃんと読んで気づきました。あの紙には、来年通るためのヒントが書いてあるんです。
- いくらオーバーしたのか
- 何倍の基準で見られているのか
- どの期間の判定なのか
超過額が数千円なら、来年は状況次第で通るかもしれません。何十万円もオーバーしているなら、しばらくは難しいとわかります。
どちらにしても、わからないまま不安でいるより、数字が見えているほうがいいと思います。
落ちても、その年で終わりではありません
前に書いたことの繰り返しになりますが、大事なので。
- 就学援助は、年度の途中でも申請できる自治体が多い
- 収入が急に減ったときは、個別に相談できる枠組みを持つ自治体が8割を超える
- 家族の人数が変われば、基準も変わる
うちは3人目が生まれたときに、それまで落ちていたのが通りました。今回は逆に、長男が外れて落ちました。
同じ家でも、人数が変われば結果が変わる。それだけのことなんです。
うちが通ったときの話は、こちらに書いています。
就学援助でどんな費目が助けてもらえるのかは、こちらです。
来年、また出します
落ちたからといって、来年出さない理由にはなりません。
判定に使う所得はまた1年ぶん動きますし、人数もこの先どうなるかわかりません。下の子たちはまだ小5と中1です。
出さなければ、通ることは絶対にないので。
なお、ここに書いた仕組みはうちの市のものです。基準の倍率も、判定の時期も、自治体によって違います。実際に申請するときは、お住まいの市区町村か学校の窓口で確認してください。